ホテルのロビーやオフィスのエントランスなどに設置されている色彩にとんだ熱帯魚が優雅に泳ぎまわる水槽は、そこに置かれているだけでも豪華で華やいだ雰囲気を演出し時の流れを一瞬忘れさせてくれます。しかし、アクアリウムのすばらしさはそれだけではありません。

病院の待合室や老人ホームなど、身体や精神的に不安を抱えている人たちの集まる場所に設置することで、人々に心の安らぎと本当の癒しを与える「アクアリウムセラピー」効果があるのです。

人間は元来、自然における水中や水場の近くにいる事だけで心身が癒されると聞きます。それは自然の中に“居る”という事だけでなく、水の音や波の音、水中の響き、これらが心身に心地よい作用をもたらしてくれているからなのです。更に、水しぶきや海水といった水分には多くのマイナスイオンも含まれています。何気なく感じる“水と癒し”の関係性は、これらの自然要素が背景にあります。この関係性を活かし、日常生活に取り込めるものが“アクアリウム”であり、手軽に水中自然を生み出す事が可能です。

水面のゆらめき、優雅に泳ぐ色とりどりの熱帯魚、森や草原のようなレイアウト、これらを眺めている事が、日常のストレスから解放されたリラックス（癒し）を生み出します。自然そのものが減少している現代の社会環境において、アクアリウムはストレス軽減の有効な方法だと、私達は考えています。

 

設置当初は水草のボリュームも小さく、そこに泳ぐ熱帯魚も若い小さな魚でスタートするため、当然物足りないところはありますが、3ヶ月も過ぎると砂の部分は水草で覆われ完成に近づきます。設置当初とは想像もつかない変化にビックリされる方は多いと思います。魚も少しずつ大きくなり、縄張り争いや求愛行動など綺麗だけではなく、日々の動きにも一喜一憂します。

 

すべての病院や老人ホームなどの施設が経営状態や癒しに対する考え方の相違はありますが、アクアリウム設備を導入できる施設は少ないかも知れませんが、導入された施設のオーナーさまの考えに共通することが、患者さんや、入居者に対する思いやりがあることです。スタッフに対しても同様で細かいところまで気配りができていまます。結果的に施設の運営も健全に推移しているのではないでしょうか。

 

アクアランドクラシックはアクアリウムをアートと考えます。設置場所を幻想的で魅惑的な空間に演出する為、弊社ではレイアウトの手法だけではなく、自然をお手本とした川底の水景や山脈をイメージし大自然に表現する技術を取り入れ、世界水草レイアウトコンテスで高い評価を受けた水景デザイナーがスタッフとして定期的に伺い、お好みや雰囲気に合わせてレイアウトいたします。最終的に観て頂く方に小さな感動をもたらすことが、使命と考えています。大げさに衝撃を受けるようなことはできませんが、感動がない水槽は直ぐに飽きられてしまいます。

 

従来のメンテナンスは水槽が汚れてからするということが一般的とされましたが、弊社はでは２週に1回（月に2～3回）のメンテナンスを行います。それによりメンテナンス時間も短く、常にきれいな水景を維持することが可能です。また頻繁に足を運ぶことで、お客様やその場を利用される方々との良好な関係性を築き上げることができると考えています。